僕たちの棲む世界

この世界はなんなのかを知る。自分は何者なのかを知る。

八方美人では底辺を抜け出せないという話

自分の置かれている環境がいわゆる底辺で、金銭的にも精神的にも貧しい環境。そんな中から抜け出すのはなかなかに難しい。人は環境に左右されてしまう生き物だからだ。

 

底辺な人生から抜け出したいと思うなら、周囲にいい顔をしては駄目だなと思った。

 

以下、そのことについて思ったことを箇条書きしてみる。

 

 

  • 人間は自分の周囲の人間の言動に知らず知らずのうちにに引っ張られてしまう。周囲の常識が自分の常識になる。油断してると自分も貧困脳、底辺脳になっていて貧困の沼にハマる。
  • 底辺な人たちの中で生きるということは、パチンコなどのギャンブル、風俗、ソシャゲ、お酒、そういうのが常識な世界で生きるということ。そういうのに興味を持ってないと周りと話をあわせられない。認められてもらえない。だからそういう環境の中で人に好かれようと思うと、趣味を合わせていかなけばならない。
  • 週末になると毎週のように呑みに行く人、毎日パチンコに行く人、身の丈に合わない車とか持ってる人、ソシャゲ漬けになってる人、タバコや酒依存症になってる人、そんな人の常識に合わせてると、気付かない間に自分もそうなっていく。
  • 底辺は令和の今となっても昭和の価値観で生きている。「呑む、打つ、遊ぶ」の3点セットをしない人間を憐れむ。何が楽しくて生きてるの?と言ってくる。いつまでも昭和の価値観のまま停滞してるほうがどうかしてるとは思うが。

 

  • 底辺な人たちの間では仲間意識が強い。仲間と認めてもらえないと、いじめにあったり、敵のみなされて弾かれたりする。しかしその辛さに耐えなければ、そこから抜け出すのは不可能に近い。
  • 浪費家の中で生きてると、浪費が当たり前になる。貧困層には収入が低い上に、お金をバンバン使う人が大勢いるので、自分もその仲間になってしまう危険性が大きい。→浪費家がまわりにいる環境だと、自分も気がついたら浪費家になっている。倹約家がいる環境にいたほうが良い。倹約が常識になる。

 

  • 付き合いでやってるつもりが自分もだんだんと依存症になっていって、それにお金を使うことが当たり前になっていく。どこがで気がつけばよいのだが、常識になってしまえば、なかなか気がつけない。
  • 私も、頻繁に旅行で遠出する人が周りにいる環境にいたので、それが常識になり、旅行に何万も使うことが当たり前になっていた。冷静になって考えると異常なこと。これではお金はたまらないし生活に余裕もできない。
  • 私も気がつけば周囲に影響されてアルコール依存症になりつつあった。酒がステータスみたい思ってた。お酒を語れるとカッコいいとか思ってた。お酒自体は美味しいとも思わなかったし、味の違いもたいしてわからなかった。
  • 酒自体も高いものだし、車社会で生きる田舎者の私には外で酒を呑むためには不便な公共交通機関を利用しなければならず、不便で余計にお金も時間もかかる。家で呑むと、その日はどこにも行けなくなり1日潰れる。できることならお酒の習慣はつけないほうがいい。
  • ぶっちゃけ、酒、たばこ、ギャンブル(パチンコ、宝くじなど)、風俗、ゲーム(ソシャゲ)、カラオケなど、自分の周りがみんなやってる娯楽には近づかないようにしたい。個人的には旅行も浪費だと考える。

 

  • 底辺な人たちはくだらないことのために借金も厭わない。借金するのが常識となってる。車や家はもちろん、ギャンブルを投資だからと言って簡単にお金を借りる。借金することに抵抗がないし、利息とか考えない。
  • 自分の月給と同じくらいの金額を平気でギャンブルやその場限りの消費に使ってしまう。そういう人たちが周りにいれば自分も借金に抵抗がなくなる。欲しい物があれば借金すればいいやとなってしまう。→逆に貯蓄が常識な環境にいれば「うわあ!私の預金残高低すぎ!」的な感覚になり、お金が溜まりやすくなる。
  • 本当にそれが好きならばいいけど、憂さ晴らし、その場限りの快楽に時間とお金を使うのは馬鹿らしいと考える。世間ではそういった憂さ晴らしは良いことのように言われるけど、結局はその場限りの憂さ晴らしにうつつを抜かしてると死ぬまで底辺からは抜け出せない。
  • お金を得るために労働する→ストレスが貯まる→憂さ晴らしにお金を使う→お金がなくなる→またお金を得るために働く。この永久ループの罠にハマってる間は永遠に底辺から抜け出せない。

    akatuskimaru.hatenablog.com

  • 無駄な浪費はお金だけでなく時間も消費する。人生の多くの時間を仕事(会社)に奪われていくなかで、貴重な自分のための時間を余計なことに削られていく。自分の為の時間の重みに気がつかなければならない。

 

  • お金は命(人生)=自分の持ってる時間を削って生み出しているもの。命(人生)の代償で得たものを管理、執着しないのは自分の人生を粗末にしてしまっていることと同じ。辛い労働で得たお金を、湯水のように自分には無価値なことに使うのはやめたほうが良いし、そういう環境にいつまでもいるのは駄目だ。
  • 自分の生活を顧みて、本当にしたいことに自分の時間を使ってるだろうか?仕事中はお金のため、生活のためにやりたくないことも我慢してやらなきゃならない。その上、プライベートな時間まで、周囲に合わせるために自分のやりたくないことをやる。そんな人生になんの意味があるのか。
  • 自分の日々の行動はほんとうにやりたいことだったのか?そういうことをチェックしておかないと、気が付かない間に周囲にながされ、自分にとって価値のないことに、自分の人生(時間、時間を切り売り(労働)して得たお金)を費やしてしまってる。

 

  • 自分にとってなにが大事で、なにがいらないかを常に認識しておくことが大事。大切なことに集中しよう。
  • 自分の時間(=人生(命))を消耗する日々の労働で得たお金にもっと関心を持とう。丁寧に扱おう。自分がお金を何に使ったのか、把握しておかないと駄目だ。お金を粗末に扱うのは自分の人生(命)を粗末に扱うようなものだ。底辺の連中はお金に関心がないから、自分が何にいくら使ったのかすら理解していないし、浪費している現状も省みれない。

  • 心の底では軽蔑している人達(浪費家。依存症)に嫌われても良しとしよう。うまく距離を置こう。その結果弾かれたとしても、それも環境を変えるいい機会だったと受け入れる覚悟を持とう。

 

自分が底辺な環境で生きていて、そこから抜け出したいと思うならば、周りに合わせていては絶対に駄目だということ。そのことをよく理解して底辺に居続けさせようとする社会の罠から脱出しなければ一生このままで終わってしまうよ。